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ラーメン構造
マンションにおける構造材の組み立て方としては、柱と梁という「線」で建物を支えるラーメン構造が一般的です。ラーメンとはドイツ語で「枠」という意味です。ラーメン構造は、耐震性を確保しながら、広い空間をつくりやすいという特徴があります。
5階までの低層マンションでは、「面」で建物を支える壁式構造にすることもあります。壁式構造は比較的建築コストが安く、壁に柱や梁の出っ張りがないといった特徴があります。ただし、現行の構造基準では5階を超えると使えません。マンションの壁式構造では、構造材として鉄筋コンクリートが用いられます。これに対しラーメン構造では建物の規模によって構造材が異なります。
建築基準法では、マンションなど一定規模以上の建物の基礎は、「良好な地盤」に達していなければならないとしています。良好な地盤とは、具体的にはボーリング調査による数値(N値、数値が大きいほど固い地盤)が50以上あるものです。
台地など地盤が固いところではほんの数m掘っただけで基礎をつくれるケースがありますが、湾岸エリアなど地盤が柔らかい場合は、かなり深くまで杭を打ち込まなければなりません。そのためか、こうした湾岸エリアの超高層マンションは広告で、何十本もの太く頑丈な杭を打っているから大丈夫、といった説明をしています。
そこには当然、建物の規模や用途、コストとのバランスもからんできます。逆にいうと欠陥建物でない限りどんな組み立て方をしようと、どんな構造材を使おうと、建築基準法をクリアしている点では共通します。特殊な構造材を使っているから耐震性がより高い、ということにはなりません。
現在の建築基準法の耐震基準は、昭和56年6月に大きく改正されたものです。中古マンションを買う場合は注意してください。これより前に建築確認を申請したマンションは、耐震性の基準がいまよりも緩くなっています。阪神大震災でも、新耐震以前の建物に大きな被害が目立ちました。